« 2011年6月12日 - 2011年6月18日 | トップページ | 2011年7月10日 - 2011年7月16日 »

2011年6月19日 - 2011年6月25日

2011/06/23

【0490】運賃収入前年同月比108%! 阪堺電車大躍進

先に【0483】で昨年度の乗客増(対前年101%)をお伝えしたところですが、直近でもっと凄い数字が出てきました! 

本年5月の阪堺電車、運賃収入が対前年同月比108%となっているそうです!!

産経新聞大阪本社 2011年6月16日付朝刊 15版
http://www.sankei-kansai.com/2011/06/16/20110616-054083.php

記事によると、阪堺電車全体で昨年秋から徐々に乗客増の傾向が現れ、2010年度の乗客数が46年ぶりに増加(729万人)、本年5月の運賃収入として、対前年108%に達したとの事です。社長の見解による増収の理由として、堺市の支援による運賃の値下げと、あべのキューズモールのオープンの効果が挙げられています。

前年度比の乗客増(101%)も価値のある話ですが、この数字にピンと来なかった方でも、108%になると認識を新たにしていただけるのではないでしょうか。5月というとゴールデンウイーク期間がありますので、その分かとお思いの方が居るかも知れませんが、いやいや阪堺電車も、毎年5月は一定の数字は出しているはずですので、その上での108%という点にご留意いただきたく思います。キューズ効果については最大風速である可能性はありますが、それだけで108%を出すのは無理でしょう。記事にもあるように、運賃均一等や敬老割引をはじめとする堺市の支援、天浜直通や定期券値下げに代表される事業者の努力等が、ここへきて次第に結実しつつあると考えるのが自然ではないかと思います。このあたりの状況については、【0446】ほかもご参照いただければ、と思います。

ちなみにGW期間中、JR西の在来線は前年比6%減、大手私鉄5社は前年比2.1%減だった事が伝えられています。この世情下で出された対前年108%。この数字が持つ意味は、想像以上に大きいものがあるような気がしてなりません。

共同ニュース>新幹線など利用者減 GWのJR西や関西私鉄
http://www.47news.jp/CN/200205/CN2002050701000224.html

May001
2011年5月 浜寺駅前

(画像の無断転載はお断りします)
※コメントをいただける場合はカテゴリー「コメントの前に(必読) 」をご覧下さい。

| | コメント (2)

【0489】復元161号(6)車内の状況その2

Inp1008
2011年6月 車両区

運転台周辺の装備には大きな変化はないようです。機器類の外装は茶色の塗装で統一されました。

Inp1009
次停表示は右上に移設。文字は白で「次とまります」表示となっており、現行他車の装備品(赤文字で「つぎ・とまります」)とは意匠が異なっている点にご注意下さい。これは手持ち予備品の活用との事です。発生元については参加者からも諸説出ており、ワンマン初期車からではないかとの意見が聞かれました。

Inp1010
現役車として不可欠なワンマン掲示は前面窓に。下降窓を下ろしても見える場所に配されている点に感心します。

Inp1011
車内スピーカーは目立たないタイプのものに交換されました。これも何かの発生品かも知れません。

Inp1012
乗車ブザーも小さくなりました。これは交換なのかカバー取外しなのか不明。これに伴いブザーの音も変わっています。なんとなく251形に近い印象もあるのですが。

Inp1013
ものすごく懐かしかったのが運転台仕切のチェーン復活。ちょうど子供の背丈にあり、これにぶら下がって前を見ていた経験のある方は多い事と思います。

Inp1014
中扉の取っ手(車内側)。ここは現代の子供さんが磨いてくれた場所でしょうか(【0474】参照)。

Inp1015
ざっと気づいた点はこれ位ですが、まだまだ隠れたアイテムがあるような気がします。というか細かい点は抜きにしても、無条件で居心地の良い空間になっています。この161号の乗車口、再び入る事ができる日を楽しみにしています。

(画像の無断転載はお断りします)
※コメントをいただける場合はカテゴリー「コメントの前に(必読) 」をご覧下さい。

| | コメント (1)

【0488】復元161号(5)車内の状況その1

復元161号、車内の様子をまとめて見てまいります。

Inp0001
2011年6月 車両区

車内見通し。木部はペンキを落として完全に研磨の上、木目を活かした濃ニス調で統一されました。真鍮部品は全て磨き出されており、雰囲気は満点です。ヒータや営業機器等の金属パーツも、同系色で塗装されています。シートはブルー。往時のイメージに近づけたトーンで新調されました。
今回の乗車会には、ライトレール研究の第一人者であるHさんも参加されていました。内外情勢に詳しいHさんも161号の状態には感心されており、ヨーロッパの保存車両のようだ、とのご感想をいただいております。

Inp002
床は防火処理を施した木材によるフローリングを実施。これまで淡緑のローンが張られていた部分です。昔の電車というと油引きの床が懐かしいところですが、現役車としては遡上が不可能という条件の下で、最善の手法がとられました。床敷物の交換という形になっているのではないかと思います。トラップドアは工芸品の印象さえ受けます。

Inp0003
車番プレートは、仕様、位置ともオリジナルの状態で復元されました。プレートの話についてはいずれまた。あと旗挿しも取り付けられています。イベント等での使用も可能との事です。

Inp0004
川車 昭和参年の車内銘板。配色はコレが原形仕様だそうです。手前に伸びているのが車掌ベルの紐。

Inp0005
見事に甦った車掌ベル。これぞチンチン電車です。音色も美しいものでした。

Inp0006
磨き出された運転台横の飾り紋。先の大阪春秋誌(【0445】参照)でも、筆者の方がたいへん注目されていたパーツです。

Inp0007
つり手支え。ここは往時も塗装されていたようですが、磨き出されるとインパクトは抜群です。棒もニス風になりました。

(画像の無断転載はお断りします)
※コメントをいただける場合はカテゴリー「コメントの前に(必読) 」をご覧下さい。

| | コメント (0)

【0487】復元161号(4)感謝感謝の一日でした

行程後半、まずは電車を追っかけましょう。

♪走る電車は緑の電車♪

Jrt001_2
2011年6月 綾ノ町

Jrt002_2
2011年6月 石津

Jrt003_2
ちなみにビフォー画像
2010年2月 石津

再び車庫休憩。ここでもサプライズを見せていただけました。

Jrt004_2
2011年6月 車両区

気になっていた方向幕部分、覆いを取っていただきました。その瞬間、ギャラリーから大きなどよめきが!

Jrt005_3
2011年6月 車両区
なので一般営業に入れる訳です。

Jrt006_2
2011年6月 車両区
外観のイメージを大切にしつつ、通常機能を保つために苦心された跡が偲ばれます。

Jrt007
2011年6月 車両区
工事期間中、不休で尽力された若手社員さん。本当にお疲れ様でした。

Jrt008
2011年6月 北天下茶屋
行程終了後、各自で回送電車の撮影。当日は参加者以外にも、多数の方が沿線に出ていたようです。昼メシその他、ささやかながらも周辺で経済活動していただけた事と思います。

Jrt009
当然、打ち上げも沿線で(^^)。

前夜から併せまして、とても楽しい時間を過ごす事ができました。ご参加、ご協力いただきました皆様と、ご高配賜りました阪堺電軌の方々に、心から御礼を申し上げます。

(画像の無断転載はお断りします)
※コメントをいただける場合はカテゴリー「コメントの前に(必読) 」をご覧下さい。

| | コメント (0)

【0486】復元161号(3)サプライズ2件

19日の貸切、東玉出を出たあたりで、車内の参加者が騒然となりました。車窓から小さな自動車が見えているようです。ちょうど私は改札中でしたので目撃できていないのですが、I様からいただいた画像が↓です。

Spb001
2011年6月 住吉
(I様ご提供 画像の無断転載はお断りします)

おおっ、軽3輪! なつかしのダイハツ・ミゼットであります。復元161号に似合ってますね(^^)。

Spb002
車庫の休憩を終えて綾ノ町に向かうと、再びミゼット登場! そのまま待機しているようです。
これは何という偶然・・・ではなくて、今回、周囲の方にご協力いただいた賜物でありました。

以前、高須神社の駅前に洒落たアンティークショップがあったのをご記憶の方も多いと思います。ここの店頭で、しばしば目撃されたのがダイハツ・ミゼットでした。はじめは展示品かと思っていたのですが、どうも移動しているみたいやぞ、コレ現役と違うんか? 等と話題になっていたものです。RACDA大阪・堺に、このミゼットのオーナーさんと懇意のメンバーが居まして、今回の貸切に賛同いただき、昭和テイストの演出にご協力下さった次第です。

Spb003
リアには往年のダイハツロゴと共に、RACDAのステッカーも貼って下さっています(^^)。

Spb004
2011年6月 綾ノ町
貸切161号の通過と共に、ミゼットも発進。車内はもとより、沿線からも多数の写メを浴びていたようです。
ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。

続きまして復路の上り、石津の電停から貸切車に乗車しますと、防犯腕章を付けた、こんな人が車内にいました。

Spb005
出ました! 沿線で話題沸騰阪堺線のカオナシさんです!

これまた何という奇跡・・・というのは半分マジでして、161号の車内にカオナシさんは似合うだろうと思い、心当たりの各方面に情報を流していたものでした。もっとも成否は当日まで不明でしたので、本当に来て下さったんだと感激した次第。ご持参のメッセージボードには、こんな文字が記されていました。

百年生きのびたチンチン電車を応援しに来ました
ブログしてたら広めてね
お客さんがたくさん来たら たのしいよね

阪堺線のカオナシ

Spb006
お会いできたら是非・・・。と思って用意していた坊ネズミくん。静かに受け取っていただけました(^^)。

Spb007
ほぼ海原電鉄(笑) 40年前のキップでどうぞ(^^;

という事で仲良くなれたカオナシさん。このまま飲み会までご一緒したかったのですが、堺フランチャイズという事で、大和川が結界になっているそうです(^^;。なので名残を惜しみつつ、みんなで見送る事としました。

Spb008
2011年6月 大和川
カオナシさん、暑い中、どうもありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。ご協力いただいた皆様にも、厚く御礼申し上げます。

(画像の無断転載はお断りします)
※コメントをいただける場合はカテゴリー「コメントの前に(必読) 」をご覧下さい。

| | コメント (1)

【0485】復元161号(2)全国から多数の愛好者

続きまして19日(日)には、趣味団体による貸切を実施。さすがに注目度の高い161号だけあって、全国から多数の問い合わせをいただき、50名近い方のご参加がありました。開催決定からごく短期間しかなかった事を思うと驚異的な人数で、161号復元の反響の大きさを実感する事にもなりました。

Jdt001  
2011年6月 東玉出
カメラの砲列の中、宮ノ下に向かう161号。系統板は「廻送」が掲出されています。

Jdt002
2011年6月 天神ノ森
系統板を「貸切」に替えて行程開始。既に多くの方が乗っています。私もここで乗車。

Jdt003
2011年6月 車両区
じっくり161号を眺めるのは初めてですが、見れば見るほど丁寧に、既存のものを活用する努力を重ねて作業されていると感じます。

Jdt004
2011年6月 車両区
後位から。尾灯位置は高いままですが、これはワンマンミラーの関係で仕方ありません。161号は現役車です。

Jdt005 
2011年6月 車両区
山側。鉛丹色の屋根と、ライトとパンタの黒塗装が、思っていた以上に効果を見せています。南海軌道線研究の大先輩であるF様(堺市東区)に色調の印象をお伺いしますと、ほぼ完璧とのお答えでした(^^)。私自身の記憶(グレー屋根の時代ですが)でも、軌道線の車体色は、このイメージが最も近いと思います。当時の電車は、塗替出場直後は少し濃い目に見えた(今の162等に近い)だったのですが、この時代は塗料や環境の関係か、一定稼動した後の車は若干白っぽく(粉を吹いたみたいな感じ)見えていたものです。塗料や方法が違う今、よくぞこの色を出したものだと敬服します。

Jdt006
2011年6月 車両区
いわゆる「マヨ」構図。台車まわりが再塗装されていないのは全検ではないため。この点から見ても、今回の工事は既存車の改修モデルも兼ねているのではないかと思われます。今の161号の台車は走りこんだ感じが出ていて、車体色の設定と良くフィットしていると思います。

Jdt007
冠布を被って奮闘中のXさん。車両記録でご高名な方です。今回の161は見逃せないと、リンホフを携えて遠路はるばる駆けつけて下さいました。

Jdt008
みなさん、成果は如何でしたか

(画像の無断転載はお断りします)
※コメントをいただける場合はカテゴリー「コメントの前に(必読) 」をご覧下さい。

| | コメント (0)

【0484】復元161号(1)RACDA大阪・堺 貸切乗車会

多くの話題を集めている161号復元車、先週末に貸切にて乗車の機会がありましたので、その状況をお伝えします。
まずは18日(土)の、RACDA大阪・堺による乗車会の模様から。

Rcz001
2011年6月 御陵前
乗車を前に回送電車を一目見たくて(^^)。
午後からあいにくの天候でしたが、豪雨の大道を抜けてくる姿は貫禄十分でした。

Rcz002
乗車後、早速に乾杯。男女とも幅広い年齢層で、20名程の参加がありました。

Rcz003
お料理は、安立町のご婦人方が手作りで用意して下さいました。

Rcz004
Rcz005

発車後暫しの間、清水玲子様をはじめとするグループの皆様による弦楽三重奏(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)を披露していただきました。清水様には先の住吉大社1800年の奉納演奏(【0472】参照)でも、お世話になっております。
見事な演奏は、本物の木の内装の車内に、驚くほどにマッチしていました。すごく上等のレストランみたいです(もうそんなん長いこと行ってませんが(^^;; )。初貸切の立ち上がり早々、今回の161号復元が持つ可能性に気づかされたひとときでもありました。

Rcz006
折返しの恵美須町、161号は多くのお客さんの方の視線を集めていました。特に女性の方の反応が凄かったです。巷間、レトロ調とかレトロ風といわれるものは数多くありますが、この161号はホンマモンです。早速に気づかれた人の感性に感心するとともに、阪堺電車、また南海グループや沿線の方々には、自信をもって161号をセールスしていただきたいと思ったところです。

Rcz007
2011年6月 車両区
休憩中にバルブタイム。車内から漏れてくる灯りが、なんとも言えずエエ感じです。

Rcz008
2011年6月 車両区
雨を照らす白熱前灯 このショットについては、ベストな天候だったのかも知れません

Rcz009
車内に掲出していた揮毫。阪堺線存続検討ワーキングの立ち上げにあたり、S様からお寄せいただいたものです。あれから約一年半、少し元気になりつつある阪堺電車、その象徴とも思える161号の車内でこれを見ると、なんとも言えない感慨に包まれます。まだまだ課題山積、前途遼遠の日々が続きそうですが、とりあえずは前向きな気持ちで、地道な行動を続けていきたいと思います。161号と共に、みんなで次の時代に行きましょう(^^)。

(画像の無断転載はお断りします)
※コメントをいただける場合はカテゴリー「コメントの前に(必読) 」をご覧下さい。

| | コメント (0)

« 2011年6月12日 - 2011年6月18日 | トップページ | 2011年7月10日 - 2011年7月16日 »