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2011/06/04

【0469】快挙!! モ161形をレトロ復元

今年は目玉行事が目白押しの路面電車まつりですが、たぶん筆頭となるのは、161形のレトロ復元でしょう!

阪堺電気軌道様サイト>路面電車まつり開催概要(別紙:モ161形車の昭和40年代復元車両展示について)
http://www.nankai.co.jp/groupinfo/news/pdf/110523.pdf

以前から希望の声が寄せられていた161形のレトロ改装が、今般の全車就役80周年(2次車入籍1931年)を期に実現する事となりました。私も長年に亘りこれを希望していた一人ですし、周囲の趣味者の方々も口を開けば待望論になってはいましたが、実際、ここで現実になってしまうとは・・・。まさかの坂を越えてしまった感さえあります。奇跡的な快挙です。

今回の復元改装、設定年代は昭和40年代となっています。80年の歴史のある電車で、何故に40年代なのかと思われる方が居るかも知れません。逆に40年代という事で、ピンと来た方がいらっしゃるかも知れません。後者の方は、かなり鋭いと思います。カギはたぶん「これからも使う」という事になるのかと思います。
161形は80年に亘り運用されていますが、その装備は、もちろん製造時そのままではありません。いわゆる後天的改造も多く受けていますが、その中で大きめの変化だったと思われるものを、現時点から逆算して振りかえると、概ね下記になるようです

屋根張替(1990頃)、暖房設置(1984頃)、パンタ更新(1981頃)、ワンマン専用化(1981頃)、SM3制動化(1980頃)、車内塗装施工(1976頃)、ワンツーマン化改造(1975頃)、後部ドア閉鎖(1973頃)、蛍光灯化(1964頃)、戸閉器設置(1963頃)、連結器撤去(1963頃)、パンタ化(1963頃)、救助器改造(1961頃)、Yゲル化(1951頃)etc・・・。

戦後の主だった工事を挙げてみると、こういう感じになるのかと思います(年代は個体差もあり、若干アバウトに記しています)。

今後も一線で使用するという条件の下では、営業機器(ワンマン等)や保安関係(制動器等)は基本的に現行仕様を維持する必要がありますし、財政的にも大がかりな装備(Yゲルや連結器、灯具等)の新調は困難だと思われます。こうして考えると、現場の知恵と汗でなんとか戻せそうな年代の上限が、1965年頃になるのではないかと考えられるところです。多くの利用者、沿線住民の方に懐かしんでいただけるという点でも、あまり時代を遡らない方が有効かとも思いますし、昭和40年代というのは妥当な設定ではないかと思います。あまりに拘る向きからは、2本ポールや3扉開閉等を望む声が出てくるかも知れませんが、今回の改装は博物館に入れる訳ではなく、これからも走り、稼いでもらうためのものですから、常識の範囲で反応していただければ、と思います。

今あるモノを活用して、街や電車に元気を出そう・・・という話は、これまでにも何度も記してきました。多くの方からも同様のご意見をいただいており、私自身、あるいはRACDA周辺の活動においても、これは基本線の一つのような気がしています。今回は阪堺電車が自ら、その具体例を提示してくる形になりました。美しくなった161号の姿から、いろんな事を感じていただけるものと思います。まずは路面電車まつりで多くの方に、その艶姿に接していただければ幸いです。

※路面電車まつりでは11時からのセレモニーで車両のお披露目が行われ、指定グッズのセット購入者を対象とした抽選により内覧会も行われるという事です。詳細は上掲リリースをご参照下さい。

Fes101
2011年4月 宿院
(画像の無断転載はお断りします)
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