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2011/06/04

【0450】利用状況瞥見(2011年春)=雑感=

ざっと春以降の状況を眺めてきましたが、阪堺線の利用が相当に伸びている事は実感していただけるかと思います。内外にも一定の好影響が出ているものと思います。ただいつも申してますように、これを以ってメデタシという話ではなく、維持と今後の積み上げが必要となってくるところです。人を増やすためにはまず、今のお客さんに居ついてもらうのが前提となりますので、そのための取り組みも求められてくるのかと思うところです。

そろそろ増発への要望の声が出ているようです。朝夕は要員的に厳しく、また行楽輸送は波動が大きいという難点がありますし、昭和中盤のような高頻発は困難ですが、日中12分ヘッドの前は10分、その前は8分という間隔がありましたので、少しずつ検討を進めてみても良いのかな、検討に値する実績が出つつあるのかな、とは多くの方が感じているところではないかと思います。

休日日中を中心に、天-浜で数分の遅れを目にする事がしばしばあるようです。ご年配の方、行楽で不慣れなお客さんが多い事もあり、降車時に時間がかかり、信号で引っ掛かる場面をよく見かけます。大道の信号は、いったん赤が出ると時間の長い箇所が多く、数箇所重なるとダイヤ的にしんどい面があると実感しています。下り浜寺を着発で出ても、こんどは上りの大道で同じ状況に見舞われるケースが多いようです。我孫子道で堺からの上り電車を待っていると、「高須神社を3分延で出ています」といった放送が流れる場合があり、運転士さんの苦労が偲ばれるところです。
この遅れが大きい場合、我孫子道から上り特発が手配される事があります。折り返し定期の電車は入庫となる訳ですが、GWに上町線沿線で見ていると、この入庫表示の電車が立て続けに下ってきていて、現場の方の苦闘が察せられたものです。ええかげん、大道の信号を何とかして欲しいと思うところ大ですが、実際に乗客も増えていますので、時期や時間帯によっては増発、特発も考えられるのではないかと思います。行楽波動は予測が難しく、特に22日の昼頃などは、急に荒れだした天候によって乗車状況が変動するというシーンも見られました。対応には頭の痛いところだと思いますが、それでも混乱には至らないキャパと自由度を有するのが、路面電車の強みでもあると思います。

通勤に関しては、着席機会の高さがポイントになってくる事もあろうかと思います。少々時間がかかっても、座れる電車は魅力でしょう。現状の朝の上り電車では、浜寺を出て石津あたり迄がギリ、座れるかどうか位かなという印象です。東湊、宿院などで一定降車があり、着席の可能性はあるようですが、場合によっては席に当たらないケースもあるようです。もちろん全員着席で経営が維持できるものではないのが公共交通なんですが、御陵前以南あたりから大阪側にむけて通勤利用される向きには、座席の有無は大きいのかなと思います。堺市内の場合、本数的にもう少しあっても良いのかと思える状況になってきている感があります。

ご高齢の方の乗車が増えるにつれ、ここでも着席具合と、ステップの高さについて気になる場面も目にします。阪堺電車の場合、座席を譲られる方が多く(特に高校生の女の子)、誇れる習慣の一つではないかと感じていますが、ここでも運転本数が大いに越した事はないだろうと思います。ステップについては、運転士さんや居合わせた乗客が手助けする光景が多く見られます。これも好ましい習慣であると思いますが、ご年配のお客さん同士で助け合っておられる場面などを目にしますと、少し切ない思いもするところです。2段ステップ車でもしんどそうな方も乗車されていますし、そろそろ新型電車を・・との思いを強くする昨今です。

昭和初期の車両に愛着、関心をもたれる方が目立ってきているのも実感します。少し以前までは、私らマニアだけだった気がするのですが(^^;、最近は若い女性や普通の家族連れなども、161形が来ると「良かったなぁ、ええのん来た」等という反応を示されています。また年配の方には、懐かしさや何らかの励みを感じてもらえる存在になっているようにも感じます。「乗る時ちょっとしんどいけど、この電車が来たら嬉しい」というお話しを、先日も車内で聞かせてもらいました。最近のマスコミ報道、また南海グループでのPR等も功を奏しているものと思います。全国でも、また国際的にも貴重な車両となっていますので、今後も有効に活用していただきたいと思います。

Csr601
2011年5月 宿院
おばあちゃんに連れられて、坊やは車窓に夢中です。行楽グループ、家族連れ、帰宅の高校生・・・様々なお客さんの姿が見られています。土曜日の昼下がり。阪堺線の多様性が垣間見られるシーンかと思います。

今回の利用状況の画像、少し引いた構図が多くなっているのにお気づきいただけると思います。最近は乗客が増えており、あまりお客さんのリアルな撮影は難しくなってきているのが現状で、同じ事をお感じの読者の方も多い事でしょう。今後も適切な撮影を心がけたいのは勿論であり、また皆様にもお願いしたいものですが、ある意味、阪堺線の乗客増を最も実感できるのが、この撮影関係の状況なのかな、という気もしています。30年以上沿線でカメラを抱えてウロウロしていますが、こういう展開は初めてです。とりあえず嬉しくて仕方ない今日このごろです(^^;。

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