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2010年9月5日 - 2010年9月11日

2010/09/08

【0204】LRTの導入による都市の再生を考えるフォーラム(東京都豊島区)詳報

【0189】でお伝えしました「LRTの導入による都市の再生を考えるフォーラム」=9月4日 主催:交通まちづくりの広場(人と環境にやさしい交通をめざす協議会)、共催:池袋の路面電車とまちづくりの会、後援:国土交通省・社団法人日本交通計画協会・豊島区・財団法人としま未来文化財団=に関しまして、Fu様から詳細な状況をお伝えいただきました。
【0189】へのコメントとしていただいたものですが、阪堺電車沿線にとっても得る所の多い一文であり、多くの皆様にご覧いただきたく、改めて新規発言としてご紹介させていただきます。Fu様、どうもありがとうございました。

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9月4日のフォーラムに兼スタッフとして参加して来ました。管理人様からのご要望にお応えして(?)、感想というより当日の個人的なメモ書きをご紹介したいと思います。

まず「第1部 徹底検証「富山ライトレールの足跡」」では、国交省の望月氏から、富山ライトレールの事業成立は、しばしば評されるように「たまたま良い条件が重なったから」ではなく、市長から現場の方まで精力的に事業を進めていった結果だというお話しがありました。成功要因としては、次の4点を挙げておられました。

1,「赤字ローカル線」のサービスレベルを劇的に高めたこと 

2,あくまでまちづくり実現のためのプロジェクトとして位置づけ、沿線以外の住民の応援をとりつけたこと 

3,行政の「トップ」、公務員・民間人・学識者の「プロデューサー」、市役所職員の「スタッフ」と人材が揃っていた(育った)こと 

4,(重要)富山港線の存廃問題という時間的制約があり、組織が短期間で活性化したこと

望月氏は富山市がまちづくりの一環としての交通改革を模索し始めたということでは、事業のスタート時点では条件は全く他の都市と同じで、富山港線の存廃問題が浮上し「バタバタと」課題解決し計画を具体化していったと富山市赴任時代を述懐しておられました。

次に印象に残ったのは宮沢氏の、事業でのトータルデザインのお話しでした。これは単なるビジュアルの問題ではなく、市民とのコミュニケーション活動、地元デザイナーとのコラボレーションが、その仕事の核になっているということでした。このことについても4つの要点が挙りました。

1,街路事業と、路面電車事業が一体になって都市の新しい風景を創ったこと

2,新しい生活行動を創ることを念頭においていたこと

3,地域の資産を再発見したこと

4,地域の新たな価値を創ること

富山の事業において、市民と行政の長期的なコミュニケーションツールの役割をトータルデザインが果たしていることは、一般にあまり知られていないと僕は感じておりましたので、そのことが分かりやすく解説され、その展開は嬉しく思いました。

フォーラム後の交流会で中心市街地の活性化のためのコミュニケーション活動について氏に個人的にお話しを伺ったところ、「行政も市民もお互いがアクションを起こすのをただ待っているだけ、という所が殆ど。それでは活性化はいつまで経っても起こるはずがない。相手が動かなくても、自分が主体的に動いていかなければ」とのことでした。

「第2部 LRTと都市の再生を実現させる市民フォーラム」では、それではどうすれば富山の成功を他都市に活かすことができるか、パネルディスカッションをしました。「過度なクルマ依存社会からの脱却」に市民の大多数が関心を示さない。脱クルマ社会のコンセンサスづくりには何が必要か、といった会場からの質問には、「交通まちづくりの時代」の著書でも知られる市川氏から、行政だけではなく地域のリーダーも立ち上がることが必要、また、海外ではフランスやスペインでLRTの新規路線が続々誕生しているが、これらラテンの、元来日本以上にクルマ好きな国民でさえも、まち並みの景観としてクルマは、もうそろそろまずいという皮膚感覚が醸成されている状況がある。日本ではとりあえず本来の意味での「公共の空間」を確保することが重要、との回答・ヒントがありました。

また、会場からの、なぜLRTに多額の税金を投入しなければならないのか、コンセンサスをつくるにはどうすればよいか、という質問には、積極的に情報公開を進めれば感情的な反対はなくなってくる。市民の受益と負担をはっきりさせる。こうしたことから行政との信頼関係ができてくるのではないか、と言った指摘がパネリスト(お名前失念)からあり、これは非常に重要な論点だと思いました。注意すべき点は、合意そのものを目的とするのではなく、合意のプロセスを豊かにすることだとも仰ってました。

以上、大変雑駁で、端折った部分もかなりあるのですが、阪堺電車と堺市、もしくは旧環濠地区のまちづくりに、何か参考になるでしょうか?少しでもお役に立てれば幸いです。

投稿: Fu | 2010/09/06 20:39

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【0203】浜寺駅前大盛況! 第3回沿線美化=CLEAN UP OUR TOWN 2010=(3)

花田口会場では前回に比べ、若干人出が少なかったように感じていました。この暑さだし仕方ないかなぁと思っていたのですが、電車が浜寺に入ると、良い意味で見込み違いだった事に気付かされました。

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2010年9月 浜寺駅前

浜寺駅前に着いた私達を、数多くの人が迎えて下さいました。清掃終了後、この電車の到着を待ってくれていたようです。まるで新線開業時の沿線みたいな雰囲気で、特に子供さんの姿は嬉しかったものです。

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2010年9月 浜寺駅前
電車を降り、挨拶される竹山市長

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交番前のテントの盛況ぶり。本当にびっくりしました(^^;。浜寺方ではこの他2箇所(公園北口、本線駅前)にもテントが設置されていた由です。従来2回の沿線美化の際にも、西区方面でも開催して欲しいというご要望を多数頂戴していましたが、この大盛況を見ますと、地域の方の意識の高さ、思いの強さを感じさせられずにはおれません。

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折り返しまでの時間、ざっくぅ君の元に多くの子供さんが駆け寄ってきてくれました。彼女達にも、阪堺電車から「Ⅰ LOVE チン電」の団扇が配られています。

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ざっくぅ君が、女子中生に包囲されています(^^;。目の「Z」が妙にリアルですね(^^;。

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発車間際、ポーズを取ってもらいました。暑い中を長時間、本当にご苦労様でした。

ジェイコムウエスト堺局様からいただいた速報では、当日回収されたゴミの量は、25L袋で、花田口130袋、浜寺250袋に上ったという事です。酷暑の中でしたが、体調不良を起された方もいらっしゃらなかったとの事です。まずは無事に、そして盛況の内に終了する事ができた事を喜び、そして皆様に感謝の意を表させていただきたく思います。

ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました!
また機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

同じ日、 CLEAN UP OUR TOWN には、全国で多数の方々が参加されていたようです。警察署やプロ球団、また和歌山電鉄のお名前も記されています。ここに並んで「阪堺線存続検討ワーキンググループ」の文字があるのは面映い気もしますが、これも一つの財産として、引続き精進を重ねて参りたいと思っているところです。

ジュピターテレコム様サイト>企業情報>CSR活動>地域・社会>CLEAN UP OUR TOWN
http://www.jcom.co.jp/corporate/csr/support/cleanup.html

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【0202】ざっくぅ君イベント電車 第3回沿線美化=CLEAN UP OUR TOWN 2010=(2)

今回はJ:COM様、ZAQ様のご協力で、浜寺までの臨時電車が運転されました。

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2010年9月 花田口

黄色い雲電車がやってきました。車内には、何やら大きな白い物体が見えます(^^;。

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今回配布させていただいた整理券。

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2010年9月 花田口
ご家族連れを中心に続々と乗車。

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ざっくぅ君がハグされています(^^;。ご覧の様な体形ですので、走行中の車内では大変だったと思いますが、中の人はがんばって下さいました。

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竹山市長にもご乗車いただきました。
市長からは、「阪堺線は市民の足であると共に堺の文化であり、また街の元気の源でもある。ここで得た活力を、堺全体に広げて行きたい」という力強い決意が披露され、車内は大きな拍手に包まれました。

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「阪堺線は絶対要るんやで」と強く語っておられたご婦人方。市長も真剣に耳を傾けていらっしゃいました。
竹山市長は中之町で育たれたとの事です。寺地町の電停を通過した頃、自分もここで阪堺線を見て大きくなったんだ、との思い出を語って下さっています。

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【0201】花田口の模様 第3回沿線美化=CLEAN UP OUR TOWN 2010=(1)

9月5日の沿線美化 CLEAN UP OUR TOWN 2010 (共催:ジェイコムウエスト堺局様)には多数のご参加をいただき、ありがとうございました。
お陰様をもちまして、花田口、浜寺両会場とも、無事盛況のうちに終了しております。当日見聞きした範囲で、状況をお伝えします。

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朝一からザビエル前に掲出されていたボード。スタッフSさんの労作です。

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10時、清掃開始。私は早速線路内に向かいました。
夏場のセンターリザベーションは雑草が多く、この草ひきをメインに行ったのですが、しっかり根が張っているものも多く、いきなり汗ダラダラ状態(^^;。まぁブログかいてるより、汗かいてる方が気持ちイイのは事実ですけど(^^)。
線路敷、グリーンベルト共に車道側からのゴミのポイ捨てが多く、特に吸殻が多数。毎度の事ながら何とかならんもんかと思いますね。

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2010年9月 大小路-花田口

今回の区間は上下電車の離合がありますが、阪堺電軌から社長さんをはじめ多数の方がサポートに来て下さっており、安全に作業を行う事ができました。阪堺・南海からは花田口と浜寺を併せ、30名以上の社員さんが応援に来られていたようです。

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ザビエル公園内でも清掃を実施。何故か弁当ガラやら壊れた自転車やらの投棄もあり、みなさん難儀されていました。もっとザビエル、大事にしたりぃなと思いますが。

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2010年9月 花田口
軍手がブカブカですが、子供さんも汗だくになって線路をキレイにしてくれました。阪堺線の今後はまだ予断を許しませんが、この日の思い出は、ずっと忘れないでいて欲しいと願います。

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2010年9月 大小路-花田口

これは終了後、上り電車から見た清掃区間。雑草が一掃されているのがご覧いただけると思います。線路敷の舗装の痛みは激しいようで、ご参加いただいた方からも、早く整備してあげたいなぁとの声が何度も聞かれていました。

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【0200】堺市:パブコメ詳報を公開

先に【0181】で速報版をお伝えしました、堺市のパブリックコメント募集結果の詳細版が公開されています。集まった意見の要旨と共に、市としての考え方も記されています。

堺市役所様サイト>建築都市局>交通政策課>支援策(協議案)に対する意見募集(パブリックコメント)について
支援策(協議案)に対する意見募集(パブリックコメント)の実施結果 (PDF8KB)
http://www.city.sakai.lg.jp/city/info/_tetuki/img/kekka.pdf

ご意見の要旨と本市の考え方(PDF32KB)
http://www.city.sakai.lg.jp/city/info/_tetuki/img/shiensaku.pdf

内容については、今後追って見て行きたいと思います。
阪堺線支援に反対されている方のご意見については、いろいろな感想をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。中には、これは本当に2010年の意見なんだろうかとか、同じ意見を行政や市議の方が話されたとしたら大層な話題になってしまいそうだな、といったモノも含まれている気がしますが(^^;、このような意見も、現実に市民の一部から寄せられているという点については、特に全国の読者の皆様に、冷静に見ていただきたい気がします。今この街では、交通問題の最前線で、こういう意見も出ているという事実です。今後の本邦公共交通のあり方を考える上でも、貴重な資料となりそうな気がしています。そういう意味も含めまして、どうぞご一読いただきたいと思います。

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【0199】堺市:公共交通ワークショップを開催

堺市では、市内の総合都市交通計画の策定に向けた検討の一環として、堺の公共交通についての意見交換を目的としたワークショップを実施するそうです。ただいま参加者の募集が行われています。

応募資格は堺市内在住・在勤・在学。募集人数は30~50人。募集期間は平成22年9月1日~22日(必着)となっています。第一回目は10月30日。

下記のテーマ毎にグループ分けを行い、各々のテーマについて議論の予定との事。また来年度にかけても、同じメンバーで、計5回程度開催される予定との事です。

(1)公共交通の利用促進(自動車から公共交通への転換、交通に関する意識改革など)
(2)公共交通ネットワークの形成(拠点間ネットワークの形成、都心交通網の充実など)
(3)公共交通の利便性向上のための方策(公共交通の乗り継ぎ利便性の向上、情報案内の強化など)

従来では見られなかった取り組みであり、注目を集めるものになりそうです。詳細は堺市サイトをご参照下さい。

堺市役所様サイト>建築都市局>交通政策課>堺の公共交通を考えるワークショップの参加者募集について
http://www.city.sakai.lg.jp/city/info/_tetuki/workshopsankabosyu.html

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