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2010/12/23

【0298】感じよう、全国からの目 ~岡山大会(2)~

「人と環境にやさしい交通をめざす全国大会」の午前に実施された「研究発表大会」にて、阪堺線存続ワーキングから私K生が、これまでの活動の経緯と現況についての発表を行わせていただきました。
この発表は、公共交通に関し、様々な分野で取り組んでおられる方々が全国から集まり、其々の研究成果、活動内容について発表を行うというものです。事前の説明、あるいは前回までの論集を瞥見しましても、超有名な研究者の先生から現場の第一線で実績を挙げている方、また海外の様々な事例に精通した方など、錚々たる面々の玉稿が並んでおり、こんな場に私みたいな馬の骨が出て行ってええのんかいなと真剣に悩んだのですが(^^;、背中を押して下さった方、お力添えいただいた方のお陰で、ノコノコと出て行った次第です。

当日の受付、あるいは前夜の貸切電車から、実にたくさんの方にお声を掛けていただきました。5月の路面電車サミット(【0092】~【0096】参照)以来という方も多く、とりあえずの一段落を喜んで下さる声を多数お聞かせいただけました。富山の時は私、かなり悲壮な顔をしていたらしく、今だから言えるけどねと仰った方もいらっしゃいましたが(^^;。
また多くの方から「肝心なのはこれからですよ」という意味のお言葉も頂戴しました。流石にみなさん、判っていらっしゃいました。堺市から示された阪堺線支援案は、方向性は秀逸なものでありますが、実際の中身はまだ固まっていないのが実情です。地元に居ますと、例の10年50億というフレーズが一人歩きしていて、いささか対応に苦慮する事もありますもので、このあたりの状況を正確に把握されている方が多数いらっしゃった事に、内心感動さえ覚えたものです。これからが肝心。当ブログでも度々お伝えしている通りでありますが、多くの識者の言葉として受け止めますと、改めて身が引き締まる思いでした。

当日の発表はテーマ別に4つに分かれて同時進行し、聴講者は自由に教室を行き来できるというシステムです。私は「各地域の取り組みから」というテーマに、7番目に入れていただいておりました。
発表の時間になりますと、心なしか聴講して下さる方の人数が増えており、しかも国土交通省の松谷審議官や阪堺の山本社長の姿も目に入り、一気に緊張してしまいました(^^;。15分の持ち時間は瞬く間に過ぎ、もう少し上手くお話をしたかったものだと反省していますが、質疑も含めて皆様、暖かく接してくださった事に感謝しております。

発表から懇親会、さらに2次会3次会(^^;まで、様々な方とお話をさせていただく機会に恵まれました。当ワーキングの活動につきましては、一定のご評価をいただいているようでした。こう申しますと手前味噌になりますが、大会にご参加されている方々は、この種の活動に対する経験も豊富でありますので、その意味ではシビアな視点をお持ちだと考えています。路線存続活動で一定の結果が出たとしても、そこでの私達の活動に中身が無ければ反応を示していただけませんし、もっともらしい理屈を並べていても、実態のない受け売りであれば一発で見抜かれてしまいます。そういう世界にあって、長年に亘って前線で行動されている方々から暖かい反応を頂戴した事は、素直に喜ばせていただき、今後の糧とさせていただきたく思います。特に岡山のRACDAの皆様には、幹事団体としてご多忙の中、理事長様はじめ皆様に、夜が更けるまで盛大なご歓待を賜りました。正に感激の極みです。

一方で、堺市の交通行政に関しては、かなり冷静な反応を示された方が多かった事も印象に残っております。「方向性が良いのは理解できるけど、だけど良くわからないんですよ、堺市が」。これに代表される表現で、会話が始まった方が非常に多かったのが実情です。
私達の活動は、まずは阪堺線の存続、続いて沿線活性化を主題としてここまで参りましたので、時間的には直近一年のものとなりますが、堺市の交通政策に関しての全国目線は、もう少し以前からのスパンで捉えられているようです。ここまでの経緯、また振幅の大きさ等も含めた上で、今後の動向を注視されている方が多いのでしょうか。先にも申しましたように、クールでシビアな視点をお持ちの方が多い世界でありますし、堺市当局の方には様々なご苦労がおありと思いますが、高い水準での期待に応えられる交通政策を、今後示していっていただきたいと強く願うところです。

懇親会の席上では、RACDA理事長様の呼びかけで、各地から参加している団体の方々が、一言ずつ挨拶する時間を設けていただきました。ワーキングからは私がご挨拶させていただき、これからも全国から視線を送り続けていただきたい旨、お伝えし、暖かい拍手を頂戴いたしました。
この際の理事長様の呼びかけは、堺方面から来ている人は、とにかくみんな出てきて下さい、というものでした。この日の懇親会、堺からもう一団体、阪堺線活性化の活動を行っている方がご参加になっていました。この方は長年に亘り、市の交通行政なども視点に、熱心な活動をなさっており、その勘の鋭さと行動力、また純な感性には私も敬意を感じているものです。ここしばらく、ゆっくりとお話をする機会がなかったのですが、当日は少し意見を交換させていただく時間を得、阪堺線や沿線の町のありかたに対する方向性に大きな差は無い事を確認させていただいております。

阪堺電車や沿線の動向に関し、今後も全国からの目が注がれてくる中で、市民や利用者の活動状況も、その対象となっているのであろうと思います。様々なスタンスの方、各地域の方々と協調し、連携を深めていきたい・・・とは、常々申している通りですが、これをもう少し具体的に、ベクトルを合せてしっかりとした行動をせよというRACDA理事長様の思いが、「とにかくみんな出てきて下さい」の言葉に込められていたのかな、と後になって感じています。ひょっとすると、これが岡山2泊の最大の収穫だったのかも知れません(^^)。

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