« 【0252】支援策 阪堺電気軌道リリース | トップページ | 【0254】人身遅延(阪堺線10月27日) »

2010/11/02

【0253】近刊:廃線の危機から甦った鉄道

存続合意締結を受け、研究者の方々の間でも動きが見られています。春に【0072】でご紹介した堀内重人先生の著作も、4月発刊ペンディングだったものが再起動、まもなく書店に並ぶ事になったようです。

===================
書名:廃線の危機から甦った鉄道
著者:堀内重人
予価:1,890円(税込)
ISBN 978-4-88732-198-4
===================
中央書院様サイト 近刊情報
http://www.chuoshoin.co.jp/kinkan/index.html

阪堺・堺市関係については下記の内容が予定されているようです。
============================
「第4章 阪堺電気軌道と堺市の東西LRT計画 (大阪府)
     ――公有民営による上下分離をめざす

 1.阪堺電気軌道の概要
 (1) 阪堺電気軌道の沿革
 (2) 運賃
 (3) 車両
 2.阪堺電気軌道を取り巻く経営環境
 (1) 乗客の減少と沿線の衰退
 (2) 阪堺電気軌道の経営状況
 (3) 阪堺線“廃止表明”への対応
 3.問題点と活性化への提案
 (1) JR天王寺駅前への直通
 (2) 低床車の導入
 (3) 速達性の向上
 (4) 割高な運賃の改善
 (5) 乗車券の販売と入手方法
 (6) 電停・設備など
 (7) 長期展望
 4.堺市の東西LRT整備計画
 (1) 東西方向の鉄軌道構想
 (2) 東西LRT計画の具体的な動き
 (3) 2008年東西LRT「基本計画案」の内容
 (4) さまざまな課題 」

============================
「」内、上掲近刊情報より引用。色文字処理は引用者(私@K生)

内容予告を見ると、この第4章に割かれた項目が、他地域の事例と比して非常に多い事にお気づきになると思います。そもそも発刊を遅らせていた原因が第4章でありますし、多少圧縮して記されていても不思議ではない位の状況で尚、これだけの対応が取られている事にご留意下さい。阪堺・堺市の事例に対する世間の注目度を実感していただけるものと思います。

項目については、まず2.(1)の「乗客の減少と沿線の衰退」について注目したいと思います。できれば昭和中期以降の市勢の変化や南海軌道線の動静について記述されていて欲しいところですが。あと3.「問題点と活性化への提案」に関しては、既に実現済のもの、改善が決定しているものもありますが、多くの方に賛同いただけるであろうと考えられるものが列挙されているように思います。現状で、上下分離については道筋が見えていませんが、「公有民営による上下分離をめざす」という文言が章の副題にある点は、世間における期待値のレベルを物語っているのかな、と感じます。

阪堺線堺市内の動向と、大阪南部の交通体系のあり方に関しては、今後さまざまな発表がなされるものと思われますが、その第一弾が本書という事になるようです。期待して刊行を待ちたいものです。

※コメントをいただける場合はカテゴリー「コメントの前に(必読) 」をご覧下さい。

|

« 【0252】支援策 阪堺電気軌道リリース | トップページ | 【0254】人身遅延(阪堺線10月27日) »

公共交通」カテゴリの記事

存廃問題」カテゴリの記事

阪堺電車よもやま話」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 【0252】支援策 阪堺電気軌道リリース | トップページ | 【0254】人身遅延(阪堺線10月27日) »