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2010/10/02

【0218】2011年カレンダー(1)発売に寄せて

10月1日から、2011年版阪堺電車カレンダーの発売が開始されています。

阪堺電気軌道様サイト>電車グッズ新商品発売について>2011年版阪堺電車カレンダー
http://www.hankai.co.jp/topics/pdf/101001_2.pdf

メイン写真は例年通り2ヶ月で一頁の構成。写真撮影は阪堺のベテラン社員さんの手によるものです。ご担当者は毎日夜遅くまで激務に追われておられる中、公休日や早朝などに撮影された労作です。

C001
2010年10月 南霞町

良いカレンダーを作りたい、その思いには、たぶん理由があるのだと思います。

阪堺電車の公式カレンダーは2006年版がスタートでした。従来からこの種の企画への要望は寄せられていたようですが、スタッフの不足、売行き予想等の面から見送られていたと聞いています。
これに関し、精力的に行動を起されたのが沿線研究者のM.Hさん(【0107】【0133】参照)でした。カレンダーの構想をお聞きしたのは2004年の内だったかと思います。阪堺線堺市内の将来を危ぶむ報道が伝えられる中、チン電と沿線の魅力を多くの方に伝えたいとプロデュース全般を担当され、撮影から書店への追加対応までの業務を自ら買って出られました。初年度は万一赤字が出た場合、自身でフォローしても良いという覚悟を以って臨まれていたと仄聞しています。

こうして世に出た阪堺電車の公式カレンダーは、幸いにして好評を博し、その後も継続して発行される事になりました。順調でしたら本年に至るまでM.Hさんがプロデュースされていた事と思いますが、その後M.Hさんは体調を崩されてしまいました。
2008年夏、翌年のカレンダー用表紙の撮影とカット選定を終えてご入院されたM.Hさんは、常に企画の進捗状況を気にかけておられました。少しでも元気になってもらえれば、と阪堺電軌の方でも、例年より早めに色校正を進め、見本を携えてお見舞いに行かれていたものです。

C002
2008年8月 車両区
(2009年用カレンダー 表紙写真バックアップ)

プロデューサーを失い、途絶も案じられた公式カレンダーですが、2010年版も無事に発行されました。これは冒頭に記したベテラン社員さんをはじめとする会社の方々の、継続への強い意志によるものに他なりません。新体制での刊行となって2回目、この2011年版の表紙には【阪堺線開通100周年】と大書されています。いま、様々な思いが脳裏を駆け巡っています。

(画像の無断転載はお断りします)

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