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2010/08/31

【0189】9月4日:東京都豊島区でフォーラム

関係者の方からご案内をいただきましたのでご紹介します。

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■LRTの導入による都市の再生を考えるフォーラム■
~富山市の取り組みの足跡を辿り、明日の交通まちづくりを考える~

開催日時:2010年9月4日(土)13:30 ~ 17:00
会  場:豊島区南大塚2-36 -1 南大塚ホール
主  催:交通まちづくりの広場(人と環境にやさしい交通をめざす協議会)
後  援:国土交通省 日本交通計画協会 豊島区
参加費用:2000円(資料代)

○徹底検証「富山ライトレール」の足跡
(パネリスト)
望月明彦(国土交通省 都市・地域整備局)
宮沢 功(CORO 環境デザイン研究所)
室 哲雄(富山市都市整備部)
(コーディネーター)
宇都宮浄人(エコノミスト)

○LRTと都市の再生を実現させる市民フォーラム
(パネリスト)

原田 昇(東京大学大学院工学系研究科教授)
松田暢夫(新潟市都市政策部)
市川嘉一(日本経済新聞社産業地域研究所)
(コーディネーター)
百武ひろ子(プロセスデザイン研究所)

池袋の路面電車とまちづくりの会 様サイト
http://www.yasashii-transport.net/9_4forum.pdf
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これは行きたいけどなぁ・・・(^^;。
首都圏の読者の方、どうぞ感想をお寄せ下さいませ。

※コメントをいただける場合はカテゴリー「コメントの前に(必読) 」をご覧下さい。

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コメント

9月4日のフォーラムに兼スタッフとして参加して来ました。管理人様からのご要望にお応えして(?)、感想というより当日の個人的なメモ書きをご紹介したいと思います。

まず「第1部 徹底検証「富山ライトレールの足跡」」では、国交省の望月氏から、富山ライトレールの事業成立は、しばしば評されるように「たまたま良い条件が重なったから」ではなく、市長から現場の方まで精力的に事業を進めていった結果だというお話しがありました。成功要因としては、次の4点を挙げておられました。

1,「赤字ローカル線」のサービスレベルを劇的に高めたこと 

2,あくまでまちづくり実現のためのプロジェクトとして位置づけ、沿線以外の住民の応援をとりつけたこと 

3,行政の「トップ」、公務員・民間人・学識者の「プロデューサー」、市役所職員の「スタッフ」と人材が揃っていた(育った)こと 

4,(重要)富山港線の存廃問題という時間的制約があり、組織が短期間で活性化したこと

望月氏は富山市がまちづくりの一環としての交通改革を模索し始めたということでは、事業のスタート時点では条件は全く他の都市と同じで、富山港線の存廃問題が浮上し「バタバタと」課題解決し計画を具体化していったと富山市赴任時代を述懐しておられました。


次に印象に残ったのは宮沢氏の、事業でのトータルデザインのお話しでした。これは単なるビジュアルの問題ではなく、市民とのコミュニケーション活動、地元デザイナーとのコラボレーションが、その仕事の核になっているということでした。このことについても4つの要点が挙りました。

1,街路事業と、路面電車事業が一体になって都市の新しい風景を創ったこと

2,新しい生活行動を創ることを念頭においていたこと

3,地域の資産を再発見したこと

4,地域の新たな価値を創ること

富山の事業において、市民と行政の長期的なコミュニケーションツールの役割をトータルデザインが果たしていることは、一般にあまり知られていないと僕は感じておりましたので、そのことが分かりやすく解説され、その展開は嬉しく思いました。

フォーラム後の交流会で中心市街地の活性化のためのコミュニケーション活動について氏に個人的にお話しを伺ったところ、「行政も市民もお互いがアクションを起こすのをただ待っているだけ、という所が殆ど。それでは活性化はいつまで経っても起こるはずがない。相手が動かなくても、自分が主体的に動いていかなければ」とのことでした。

「第2部 LRTと都市の再生を実現させる市民フォーラム」では、それではどうすれば富山の成功を他都市に活かすことができるか、パネルディスカッションをしました。「過度なクルマ依存社会からの脱却」に市民の大多数が関心を示さない。脱クルマ社会のコンセンサスづくりには何が必要か、といった会場からの質問には、「交通まちづくりの時代」の著書でも知られる市川氏から、行政だけではなく地域のリーダーも立ち上がることが必要、また、海外ではフランスやスペインでLRTの新規路線が続々誕生しているが、これらラテンの、元来日本以上にクルマ好きな国民でさえも、まち並みの景観としてクルマは、もうそろそろまずいという皮膚感覚が醸成されている状況がある。日本ではとりあえず本来の意味での「公共の空間」を確保することが重要、との回答・ヒントがありました。

また、会場からの、なぜLRTに多額の税金を投入しなければならないのか、コンセンサスをつくるにはどうすればよいか、という質問には、積極的に情報公開を進めれば感情的な反対はなくなってくる。市民の受益と負担をはっきりさせる。こうしたことから行政との信頼関係ができてくるのではないか、と言った指摘がパネリスト(お名前失念)からあり、これは非常に重要な論点だと思いました。注意すべき点は、合意そのものを目的とするのではなく、合意のプロセスを豊かにすることだとも仰ってました。

以上、大変雑駁で、端折った部分もかなりあるのですが、阪堺電車と堺市、もしくは旧環濠地区のまちづくりに、何か参考になるでしょうか?少しでもお役に立てれば幸いです。

投稿: Fu | 2010/09/06 20:39

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