« 【0141】阪堺電気軌道:堺市支援策について協議応諾(1) | トップページ | 【0143】ラピート&チンチン電車体験ツアーを実施 »

2010/07/16

【0142】阪堺電気軌道:堺市支援策について協議応諾(2)

むすびの文章は非常に価値が高いものと考え、全文掲載させていただきます。

「今回提示された支援策(協議案)は、堺市として阪堺線堺市内の必要性を認められ、堺市の事業として公共交通の運行を維持していくとの強い意志をお示しいただいたものと考え、感謝しております。
これは堺市の政策として阪堺線を堺市の総合交通体系に組み入れ、まちづくり政策の一環として都心地域の活性化を進めていく、その第一歩となるものと理解しています。
当社としましては、今後も引き続き経営効率を高める経営努力を行っていくと共に、利用者増加に向けた企画切符の開発やPR、イベントを通じた誘客を、積極的に取り組んでまいります。また、南海電鉄グループ全体で、堺の魅力を発信することを通じて、堺市の更なる賑わい創出に貢献してまいりたいと考えています。
今回ご提示いただきました支援策については、その実施方法などについて前向きに協議してまいります。支援策の実施には、堺市民の皆様の合意形成と、市議会による承認が必要となっています。市議会での審議結果が出される見込みである9月末までの間に、市民の皆様に充分ご検討をいただき、ご提示いただいた支援策が実施され、存続が可能となることを願っております。」

「」内、阪堺電気軌道リリースより引用(平成22年7月15日)
http://www.hankai.co.jp/topics/pdf/100715.pdf

一語一句、素晴らしい文章です。
公共交通存続と地域活性化に関し、事業者サイドがこれほど誠実かつ率直に、その心情を吐露した文章を見た記憶がありません。ここまで踏み込んだ表現をできないのが鉄道・バスの事業者なのだろうという印象を、私はこれまで持っていました。このジャンルに関心をお持ちの方には、ある程度ご理解いただけるかと思いますが、今回は、その認識を覆す文章が世に出た事になります。これを南海・阪堺のリリースとして閲覧している事実を、小さくない衝撃と共に受け止めています。その必要に迫られる現実が、今、この街に起きているという事なのでしょう。

堺市、阪堺電車の周辺では、想像以上に大きな出来事が起きているような気がします。リリース中にもあるように、今後は市民の合意形成と、市議会の承認が焦点となってきますので、まだまだ紆余曲折はあろうと予想されますが、たとえどのような結果になろうとも、経過をしっかりと見つめ、歴史に残していきたいと思います。

|

« 【0141】阪堺電気軌道:堺市支援策について協議応諾(1) | トップページ | 【0143】ラピート&チンチン電車体験ツアーを実施 »

公共交通」カテゴリの記事

存廃問題」カテゴリの記事

資料」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 【0141】阪堺電気軌道:堺市支援策について協議応諾(1) | トップページ | 【0143】ラピート&チンチン電車体験ツアーを実施 »