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2010/05/27

【0095】「阪堺電車の存続と活用を」サミット宣言文にて緊急決議! ~路面電車サミット富山大会(4)~

さて、阪堺線ワーキングの話題です。

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初日の受付で「阪堺線・・・」と切り出した時点から、温かい励ましの言葉をいただきました。活動報告のパネルを掲示していると、多くの方が声を掛けて下さいました。
堺市のプロジェクトと以後の動向は、相当な注目を集めていたようですが、阪堺線が直面している状況については、詳細をご存じでなかった人が多かった様です。6月、9月という数字を聞いて、仰天されている方も多数お出ででした。ですが状況をお伝えしますと、危機感の中にも前向きなご意見が多かった様にも感じます。「その状況だったら、まだ何とかなるのではないか」「諦めなければいけない状況ではない」そんな声をたくさん頂戴しています。サミットご参加の方の多くは、各地で路面電車の廃止を目の当たりにし、また幾つものLRT構想の頓挫を経験されている訳で、そういう先輩方の目から見て、阪堺電車とその沿線には脈があると映っているのであれば、これは心強く受け止めたいと思います。

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堺の阪堺電車は、国内公共交通崩壊の防波堤であると共に、今後の再生への前線基地となる可能性もある。

これは以前からの私の持論でした。でもやっぱり贔屓目すぎるかなとも思っていたのですが、今回は同じ意見を(相手から)言ってきて下さる方が多くて、安堵と共に勇気をいただいた思いです。「国内」の部分は「堺」に、「公共交通」は「まちづくり」とか「市民生活」に置換できる部分もあるのかな、と思っています。

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2日目朝には、路面電車愛好支援団体協議会代表者会議が開催され、「阪堺線存続検討ワーキング」も、この協議会に加入させていただく事ができました。発足間もないWGに、ご理解いただきました事に感謝申し上げます。

意見交換会におきまして、参加者の中から阪堺線存廃問題について、何らかの声明を出してはどうかとの動議を出して下さった方がいらっしゃいました。北海道からお越しの方のご意見でした。会場内には大きな拍手が広がり、事務局の方々が了承され、急遽文案の検討を開始して下さいました。
全く予想外の展開で驚きましたが、とにかく感謝の気持ちで一杯・・・と共に、改めて事の重大さを痛感する事にもなりました。なにしろ北海道の方のご提案ですし、会場内にはオブザーバーを含め全国からお見えの多数の団体の方々が居るという、もう堺とか大阪だけの問題と違うんだなと思い知った次第です。

午後に入りサミットの終盤、サミット宣言文が発表されました。ここでもう一度驚かされる事になります。

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堺市の阪堺電車が存廃の危機にたたされています。我々は阪堺電車の存続と活用を求めることを参加団体の全会一致で決議をしました。関係者のみなさま、ぜひご尽力賜りますようよろしくお願いします。

阪堺線に関する文言は、宣言文本体に直接加筆していただいていました。この種の行事では、文案は事前にほぼ固まっているのが通例だと思います。午前に出して下さった動議が承認された際も、阪堺線関係は別建てで提示していただけるのかと想像していたのですが、宣言文そのものに盛り込んで下さるとは全く想像していませんでした。サミット常連の先輩にお聞きしても、滅多にない出来事だと話されていました。場内は拍手に包まれていたかと思いますが、私はモニターを凝視していたので、この時の音の記憶が全くありません。

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夕刻から懇親会が始まり、ここでも多くの方々から激励のお言葉をいただきました。団体毎に紹介と挨拶があり、私達ワーキングの順番が回ってきました。舞台の前には、たくさんの方が駆け寄って下さり、声援を送って下さいました。ご高名な都市交通研究家のH様、長く公共交通活性化に取り組んでおられるO様はじめ、眼前に並んだ笑顔は、忘れる事ができないでしょう。
ご挨拶は即興でしたので、詳細な内容の記憶は定かでありませんが、サミット宣言文の御礼と、これを地元に持って帰り、大切に活用させていただきます、等と申し上げた様に思います。

サミットの2日間、充実した時を過させていただきました。実に数多くの方々より、応援とご助言を頂戴いたしました。たくさんの勇気と元気を貰ってきました。とにかくまずは6月、次いで9月、できるならばその先までも、目一杯の事をしておきたいと考えています。

関係者の方々、ご参加の皆様には厚く御礼申し上げると共に、引き続いてのご指導とお力添えをお願い申し上げる次第です。本当にありがとうございました。

なおサミット宣言文につきましては、ワーキング、周囲の方々を交え、その活用方法を検討させていただきます。なにぶん私共、この種の活動は不慣れですので、読者の方からアドバイスをいただけましたら幸いです。こちらも何卒よろしくお願いいたします。

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コメント

 サミット参加お疲れ様でした。
 そして、日頃の活動に敬意を表しますと共に、参加の折は色々とお世話になりました。

 それにしても、「附帯決議」等の形よりも一歩踏み込んで、宣言本文に存続を求める文言が織り込まれたこと。
 そして、「参加団体の全会一致」というフレーズが添えられたこと。
 …この意味は、とてつもなく大きいと思います。

 裏返せば、これは堺の問題ということだけでなく、公共交通に無理解な為政者が居ればどこでも起こり得ることだと、参加メンバーのみんなが危機感を抱いていることの現れではないでしょうか。
 
 K生さん、希望を持って共に頑張りましょう。
 どんなトンネルにも、どんな洞窟にも、ちゃんと出口があるのですから。

投稿: J.Hayakawa | 2010/05/28 20:02

J.Hayakawa様、こんにちは。当ブログに、ようこそお越しくださいました。

富山では大変お世話になりました。本当に、なんとお礼を言っていいやら・・・。
早いものでサミットから10日程経ちますが、以降当ブログにアクセス下さる方の数や地域が、従来以上に幅広くなってきている気がします。サミットでお話させていただいた方々、各方面でサミット宣言がアップされている事で関心を寄せて下さった方々が多数お出でなのかと感じています。

「堺だけの話ではない」富山での2日間、多くの方が話して下さったご見解を裏付けるようなデータを見ると、心強さもさる事ながら、正直こんな大きな問題、私らで対応できるのかとのプレッシャーも感じてしまったりするのですが(^^;、時間の動きを見ながら、できる範囲のことをできるだけ、やっていくしかないのかな、と改めて思っているところです。

次回のサミットは2年後ですね。今回お世話になった方々にお礼を、少しでも良い報告と共に申し上げる事ができれば、と思っております。J.Hayakawa様にはそれまでに機会もあるかと思いますが、当面はネットその他で、お力添えをいただけましたら、と思っております。引続きご指導の程、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: K生@管理人 | 2010/06/02 03:05

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