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2010/05/27

【0092】1日目行事の模様 ~路面電車サミット富山大会(1)~

既報の通り5月21、22の両日「第10回 全国路面電車サミット 富山大会」が開催されました。

開会宣言は、大会実行委員長を務められた「公共交通とやま市民応援団」の奥田様から。サミット開催には並々ならぬ苦労があった事と思いますが、朝の受付から終了まで、親身にご対応下さいました。

開催県知事と市長のご挨拶では、ともに代理の方が登壇されました。首長さんではなく公務員のお立場にあられる方ですが、それぞれのポジションから、ライトレール先進地帯となった地元に対して、誇りと自信をもっておられる様子が感じられました。富山市副市長さんの「車社会である富山で実現できた施策なのだから、他の街でできないはずがない」という意のご発言は、特に印象に残っています。

「LRTとまちづくりについての講演」に入り、国土交通省の鉄道局財務課地域鉄道支援室長の上住様から「地域鉄道・軌道を取り巻く状況と活性化への取組について」のご講演がありました。前半では路面電車近代化支援の取り組みに関し、実施実績を交えてのご紹介があり、後半では路面電車のカテゴリーを越えて、地域交通が直面している切実な状況についてのご説明と、国の支援システムに関する紹介がありました。やはり上下分離がキーワードの一つのようです。

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続いての講演は、富山市長の森様です。全国でご講演をされている森市長だけに、話しぶりにはオーラさえ感じるものがありました。公共交通3日間無料化実験(西町電停の利用が11倍!)、ご高齢者のためのおでかけパス(通院時、市街地来訪時の運賃100円)、コミュニティサイクル導入(電車用ICカードにも対応の貸自転車)等々、矢継ぎ早に導入、実績を残している施策の数々は羨ましい限りです。これらのプロジェクトは、堺でも導入は可能だと思いますし、更にもっと上を狙えるプランも、と思ったものですが。

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右下には、セントラム3兄弟の模型

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ライトレールと環状線での上下分離方式の違いは、時代の進化を示すものだと感じます。

次の講演は、国土交通省都市・地域整備局街路交通施設課の松井様による「まちづくりと一体となったLRT等の公共交通の推進施策について」。都市、地域における総合交通戦略への取り組みが紹介されました。前半は鉄軌道に限らず、先進的なプロジェクトを進めている街の事例(北九州、金沢、盛岡、近江八幡など)が紹介されました。この辺は私も不勉強ですので、追々調べてみたいと思います。続く全国LRT計画の動向という項目で、堺市の事例が登場。周囲からは溜息も聞かれ・・・・(^^;;。
詳細はこの後で記しますが、阪堺線の行方に大きな関心を持っている人が、本当にたくさんいらっしゃる事が実感できた事をお伝えしておきます。ちなみに「都市・地域総合交通戦略策定状況」一覧の表では、策定済の都市が35、策定中とされている都市が25あり、堺市は後者にカウントされていました(2010,4現在)。戦略はまだ進行形のようですし、まだまだ挽回の余地はあります。

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続いては鉄道フォトライター矢野様の「路面電車の走る町=車輪の音色に包まれる旅」。一転してソフトな内容ですが、しっかりと鉄道を見つめておられる方だけに、ほのぼのしつつも説得力のある内容でした。鉄道関係で活躍される女性も増えてきていますが、矢野さんは別格なんだろうと思います。私の周囲でも、「○○で矢野直美さんを見た」という声はしばしば聞かれており(^^;、地道に取材を続けておられる事が感じられます。JTB時刻表でお馴染みの「ダイヤに輝く鉄おとめ」を見ると、その意を強くします。懇親会では少しだけご挨拶をさせていただく機会を得、いい思い出ができましたが、記念写真を忘れたのは痛恨事です(^^;。

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