« 【0025】大盛況の大小路清掃(2) | トップページ | 【0027】705号 2段ステップ改造中 »

2010/03/17

【0026】ワークショップ貸切電車

14日午後からは、既報のコアラ様主催の貸切電車「阪堺電車deワークショップ 阪堺電車存続のための秘訣は?」が実施されました。

まず充当車両は708号。特に電車の指定はされていなかったとの事ですが、シングルアームパンタ換装車を当てていただけました。電車の側窓にはワーキンググループで用意した阪堺線存続ポスターを掲出。意匠は電停に出されているものと同じですが、沿線の方には結構注目して頂けたようです。

708
2010年3月   708号

ワークショップの基調講演は伊藤雅先生によって行われ、南海貴志川線(→和歌山電鉄)の存続再生への道程を例に、阪堺線や公共交通のあり方を考える題材が提示されました。実は伊藤先生、ご転居の準備で超多忙な中、この日の時間を工面して下さった由です。少し関西からは離れられるけれども、阪堺線の存続活動には引続き協力していきたいとの力強いご意向を示して下さっています。

その後参加者から様々な意見が出されました。私は一参加者ですので議事録のメモは取っていませんが、特に印象に残ったのは、住吉区からご参加された方のご意見で、阪堺電車の堺市内区間が廃止になった場合の、大阪市内区間に及ぼす影響に対する強い懸念を示されました。従来、堺からの視点ですと自エリアのみへの影響にしか思いが至らないのが実情ですが、阪堺電車全体、沿線と周辺に与える影響についても、もう少し考える必要があるのは自明です。私自身も阪堺線大阪市内沿線の出ですし、この問題には強い関心を持っています。南海軌道線では平野線廃止(1980年)に伴い、残存線区の乗客が事前予想以上にゴッソリ減少した前例があります。路線ネットワークが持つ意味とその崩壊に伴う影響の大きさについて、この機会に再検証する必要がありそうです。

堺市全体の交通のあり方を問う意見も出されました。私も意見を述べさせていただきました。阪堺線の沿線だけで存続を訴えても、現状の堺市で理解を得られる範囲は限定的であろう。堺市内には交通に関する問題が山積しているのは事実であり、その中でも重点とされる項目の一つが阪堺線の問題という事になるのではないか、移動手段として、またまちづくりのツールとして公共交通のあり方を考える上で阪堺線の存在価値や可能性を考え、そこで得られたものを市内全体に展開していくというのが自然なのではないか、という意味の事を申し上げたつもりですが、上手く喋れていたかどうかは自信がありません(^^;。
この話題は懇親会でも出まして、大阪市内南部~泉州河内から紀北方面までを俯瞰した中で、交通の問題や可能性を考えるなら、これまでスポイルされがちであった面から堺の存在意義も浮上するのではないか、みたいな持論を述べたら、割と納得してくださった方もいました。今は阪堺線が重篤な状況ですし、焦点をぼけさせる動き方は避けなければいけませんが、これが良い方向で一段落できたなら、またゆっくり考えてみたい題材の一つです。

取材に来られた報道の方からは、やはり廃止に伴う損失額へのご質問が寄せられました。確実な範囲だけを客観的な材料で、かなり控えめに算出した旨をお伝えしましたら、基本的にはご理解いただけたのではないかと思います。貴志川線存続運動時に出された費用便益に比べると、今回の阪堺線の数字はむしろ低く出ているのでは、とのご感想もいただきました。

いろいろな意見に感心させられながら、電車は17時過ぎに天王寺駅前に到着。行程は無事終了しました。ご高配いただきましたコアラの皆様、ご参加の皆様に感謝申し上げます。

コアラ様ブログでも紹介されています。
http://blogs.yahoo.co.jp/koala_lrt/60368164.html

※コメントをいただける場合はカテゴリー「コメントの前に(必読) 」をご覧下さい。

|

« 【0025】大盛況の大小路清掃(2) | トップページ | 【0027】705号 2段ステップ改造中 »

イベント」カテゴリの記事

公共交通」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 【0025】大盛況の大小路清掃(2) | トップページ | 【0027】705号 2段ステップ改造中 »