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2010/03/12

【0019】阪堺線-南海本線では代替できない話(1)

阪堺線と南海本線、数キロを隔てて並行している路線です。阪堺線が廃止された場合、本線があるからええやん、時折そんな声が聞かれます。一見納得してしまいそうな意見ですが、イヤちょっと違うのではないのかな、と考えさせられる経験をしていますので、以下にご紹介します。

2003年と2004年の夏、「大魚夜市」が浜寺公園で開催された事がありました。この時の来場者の動向に、非常に興味深い動きがありました。まずは2003年の状況について、当時私がお世話になっていたパソコン通信「鉄道フォーラム」でのレポートを再録します。

注1)夜市の浜寺開催はこの両年のみ。堺市と高石市の合併が話題に上っていた時期である事と関係があるようです。
注2)当日、住吉大社では恒例の夏祭り(7月30、31日)が実施されており、上町線は夕刻から臨時ダイヤで増発を実施しています。

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【阪堺】大魚夜市:7月31日対応

恒例となった堺の大魚夜市は今年、浜寺公園に開催地を移しました。花火大会も開催されたこともあり、阪堺電車は南海本線と並ぶメイン輸送機関として、対応に大童という光景が見られました。

私が乗車したのは恵美須町発16時台後半の電車でした。住吉までは通常の住吉祭の出始めという雰囲気で、特に変化なく我孫子道に到着したのですが、大和川を渡ってから沿線の様相が一変してきました。いきなり高須神社で10名近くの乗車があり、以降堺市内の電停毎にまとまった乗車客が続き、大小路で既にラッシュ状態となり、東湊以南では積み残し続出となってしまいました。

浜寺到着後、しばし後続車を見ていたのですが、どの電車も超満員でやってきたのは、正に壮観の一語に尽きました。長年阪堺電車を見ておられるファンの方にお聞きしても、浜寺でこれほどの乗客が発生するのは、南海本線の振替輸送時を除けば、おそらく軌道分離後初だろうという状態だった様です。阪堺線の大盛況ぶりに、ファンとして喝采を送りたい思いで一杯になりましたが、反面、次第にダンゴ運転の度が増してくる状態を見ていますと、もっと運べた筈なのに折角のチャンスを逃がしてしまっているなぁと、複雑な心境に駆られたのも事実でした。
近年の相次ぐ減車を始め、電車から波動時の弾力性が失われつつある様なのは、いささか気がかりなところです。乗客を満載して力走する電車を見ていますと、長きにわたりスポイルされてきた路線のポテンシャルを、車輌が懸命にアピールしている様な気がするなぁと、居合わせた同好の士と話したものです。

怒涛の如き往路輸送が一段落し、20時からは公園内で花火が上がり始めました。折返しの電車の後方に花火が見られる光景が見られ、余り落ち着いた雰囲気ではありませんでしたが(^^;、私も何枚か、バルブを楽しむ事ができました。折から161号等もやってきましたが、現像結果は盆明けまで判りません(^^;。

夜市は夜更けまで開催されますが、花火は20時半で終了となり、この辺から帰路につく人波が押し寄せてきました。ピークは21時頃だったかと思いますが、阪堺の乗車待ち客は駅前通りまで長蛇の列となり【阪堺線乗車待ち 最後尾】というプラカードまで出る盛況となりました。往路の状況から、帰宅客の大半は本線に流れてしまうのではないかというのが正直な予想だったのですが、少々待っても阪堺線の電停の方が便利だという乗客がこれだけ居るという事実は心強いものですし、関係各所にも再認識していただきたいものだと思った次第です。

今回の輸送に関しては、浜寺公園で初の夜市開催でしたし、南海&阪堺としては住吉祭とのブッキングの中、対応に苦慮していた面があったのではないかと予想されます。また前例となる6月の高石花火が、全くPRできなかった事情があるにせよ極めてショボい動員に終わった事も影響しているのではないかとも思います。来年以降も夜市が浜寺に定着するのであれば、今回の例も踏まえて、磐石の対応を見せて欲しいものだと思います。

○18時30分頃から確認できた阪堺線出庫車は下記。上町線の状況は未確認です。
 502 505 
 351 352 353 354 
 701 703 708 709 710 
 601 604 606 
 161 162 163 165 166 168 170 

※161形は全車増発対応と思われます。
 354、709は終盤の復路輸送に登場。上町線入庫後に回ってきた様です。
○浜寺駅前では夕刻まで集札補助を実施、18:00から降車1番線を使用し乗降分離、 地上集札となりました。
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